AndroidAnnotationsを使ってみる 〜Android Studio編〜
0. イントロダクション
以前、こんなエントリを書いていたけど、今度はAndroid Studioで同じことをしてみよう、というお話。
# ネタの更新に1年もかけているのはどうなんだ、という話は置いといて(汗)
1. Android Studioのプロジェクトに導入してみる
Android Studioの場合、導入のキモはbuild.gradleに書くことがわかっていること、これに尽きる。
一応、ライブラリ検索はMaven Central Repository Search EngineやGradle, pleaseを使えばdependencyに書く内容はわかるんだけど、AndroidAnnotationsはその名のとおりアノテーションプロセッサ。
なので、Gradle Android Pluginsにアノテーションプロセッサを理解させる必要がある。
幸い前回のネタから1年経過している現在では、そのあたりの事情もよくなって来ていて、公式にもGradleプロジェクト向けの設定方法も書かれている。今回はこいつを元に、Android Studioで作ったプロジェクトに適用してみた。
- プロジェクトを作ったら、プロジェクトのルートにあるbuild.gradleをひらき、depondenciesにAndroid-APTを追加する。
- 次に、実際のJavaソースがあるモジュールディレクトリへ降り、そこのbuild.gradleにプラグイン適用とAndroidAnnotationsの依存設定を書く。
- build.gradleを2つ編集し終えたら、プロジェクトのルートで ./gradlew build を実行してやると、依存設定に追加したプラグインたちがMaven Central Repositoryから落ちてきてビルドが通る(はず)。
dependencies { classpath 'com.android.tools.build:gradle:0.9.+' // AndroidAnnotationsの使用宣言 // Android-APTプラグイン(依存) classpath 'com.neenbedankt.gradle.plugins:android-apt:1.2' }
apply plugin: 'android-apt' dependencies { compile fileTree(dir: 'libs', include: ['*.jar']) apt 'org.androidannotations:androidannotations:3.0.1' compile 'org.androidannotations:androidannotations:3.0.1' } apt { arguments { androidManifestFile variant.processResources.manifestFile resourcePackageName 'net.formula97.aaex.app' } }
あとはアノテーションを使ってActivityを拡張し、AndroidManifest.xmlの設定をいじるだけで使えるようになっているはず。
ちなみに、僕のGitHubにこの手順で作ったプロジェクトを上げておいたので、よろしかったらご参考にしてください。
あ、いい忘れてたけど、signingConfigsブロックにある大文字の部分は環境変数で、こいつはそれぞれこんな意味を持っている。
DEBUG_KEYSTORE : デバッグ証明書ストアのパス
RELEASE_KEYSTORE : リリース証明書ストアのパス
RELEASE_KEYSTORE_PASSWORD : リリース証明書ストアのパスワード
RELEASE_KEY_ALIAS : リリース証明書のキーエイリアス
RELEASE_KEY_PASSWORD : リリース証明書のパスワード
こいつらの設定をしていないと、ビルドが通らないのでご注意を。
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